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近年、ファインケミカル分野を中心に光学活性体の需要は年々高まっており、それと共に光学活性体合成ユニットは渇望されています。我々の開発した光学活性C3合成ユニットはグリセロール骨格を有し、中央のC2位に不斉炭素原子を、かつその両末端に極めて反応性の高いエポキシ基、クロロメチル基、水酸基、トシル基などを有する不斉合成用基本化合物であり、これらグリシジル誘導体は広範囲な展開が可能な非常に重要な化合物です。 また、炭素が1つ増えた光学活性C4合成ユニットも重要で、最近では抗生物質などの合成側鎖として利用されています。 しかしながら、従来これらをつくるためには、天然物から煩雑で高度な合成技術を駆使して調製しなければならず、その工業的な生産法はほとんど知られていませんでした。
ダイソー(株)研究所生物化学グループでは以前より微生物や酵素の立体選択性を利用した光学活性なC3、C4合成ユニットの開発研究を行っています。
生物化学研究グループは、光学活性C3、C4合成ユニットを工業的に生産するべく微生物を利用した微生物光学分割法の研究を行い、資化法や酵素法による独自のバイオ技術で、非常に光学純度の高い光学活性ジオール化合物やカルボン酸エステル、およびそれらの誘導体の工業的な生産技術を確立しています。
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| 今、これらの光学活性体は、キラルビルディングブロックスとして生産、展開され、数多くの光学活性な医薬品開発、天然物、液晶材料の合成技術、物理化学的研究などが世界中で進行中です。 ダイソーのバイオ技術は、石油、バイオ、有機化学、医学、農業、電子分野などたくさんの異分野をつなぎ、新しい化学を育てようとしているのです。 |
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References
1. T.Suzuki et al., Asymmetric Catalysis on Industrial Scale: Challenges and Solutions, 233-255(2004), Wiley-VCH
2. T.Suzuki et al., Trend in Glycoscience and Glycotechnology 15, 329-349(2003)
3. T.Suzuki et al., Advanced Synthesis and Catalysis 345, 437-455(2003) |
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