レスポンシブル・ケアから生まれる新事業の可能性

化学製品の製造過程で生じる副生物、廃棄物の多くは環境負荷の大きい物質です。そのため化学会社各社は積極的にレスポンシブル・ケア活動を推進し、省エネルギーへの取り組みと環境汚染の防止に力を入れています。それは環境へ配慮することが新しい技術を生み、新しい製品、新しい分野の開拓に繋がっていく成長の歴史でもあります。そして、環境規制をクリアできるメーカーだけが生産を認められる製品もあり、環境問題への対応力は化学会社の競争力を左右する基準となっています。
ダイソーの主力製品であるエピクロルヒドリンの生産では大量の排水が発生します。実はダイソー独自のバイオ技術は水質汚染を防止するために取り組んだ排水処理プロセスの開発と改善の中で生み出されました。そして、そのバイオ技術が医薬品事業の製品開発に大きく活かされています。これは、ダイソーの潜在能力を示すほんの一例ですが、他にも数多くの新技術・新事業がレスポンシブル・ケアから創出されています。